「世界で最も美しい図書館」プルンクザール(Prunksaal)

ウィーンの王宮(Hofburg)に「世界で最も美しい図書館」という国立図書館プルンクザール(Oesterreichische Nationalbibliothek, Prunksaal)があるというので、子どもの頃から図書館好きの私が訪れないわけにはいかない。

広すぎる王宮をうろうろと迷いながら、やっとそれらしき場所に辿り着く。

国立図書館プルンクザール(Prunksaal)

国立図書館プルンクザール(Prunksaal)

18世紀前半に建てられた宮廷の書庫が、帝国解体を機に一般公開されるようになったという図書館。

約260万冊の資料はもはや、本というよりも「歴史」が集められるという印象だった。

音楽家が紡いだ楽譜、その時の統治者、戦争の歴史。

数世紀もの間過ぎ去っていく歴史を積み重ねながら、図書館としての歴史的な付加価値を背負ってきたのだ。その時すでに、のちにこれらの蔵書がどのような価値を我々にもたらすのか、彼らは知っていたのだろうか。当時のハプスブルク家の力は、今の私が想像できる以上のものだった。

国立図書館プルンクザール(Prunksaal)

大理石の円柱、そして天井はフレスゴ画。ここは間違いなく、世界でも最も美しい図書館だ。

国立図書館プルンクザール(Prunksaal)

  • 国立図書館プルンクザール(Oesterreichische Nationalbibliothek, Prunksaal)
  • https://www.onb.ac.at
  • ヘレンガッセ駅(Herrengasse)から徒歩5分
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