「ラトヴィアのスイス」と呼ばれているらしいスィグルダ(Sigulda)へ足を伸ばした。ラトヴィアもスイスも外国である私に、このキャッチフレーズは最初はピンとこなかった。
ガウヤ(Gauja)川をロープウェイで登っていると、トゥライダ(Turaidas)城が見えてくる。
Turaidasはリーヴ語で「神の庭」という意味。
現在本丸は博物館になっている。
歴史資料として展示されているマネキンを人と間違えて、
かなりびっくりした。
ロープウェイを降りてトゥライダ城に向かう途中にも
クリムルダ(Krimuldas)という13世紀に建てられた城址があった。
こちらは観光地化されるほどでもなく、
ただそこにあって、
時間の経過とともに朽ちて植物が生い茂っていく姿を見ると
なんだか妙に
「あぁここで人が暮らしていたんだなぁ」
と思えて、冷たい石に手を置いてみた。
スィグルダの周辺は国立公園になっていて、なるほど緑が美しく、行ったことがないけれどスイスは素晴らしいのだろうと思った。
グートゥマニャ洞穴(Gūtmaņa ala)は高さ9m、深さは14mのラトヴィア最大の洞穴。
中は寄せ書きで埋め尽くされていて、16世紀の恋人たちの名前もあるんだって。
昔から人は変わらないのかな。