ファンレターではなく、パンレターを書いてみようと思い、こんなポストカードを作ったことがある。
米も好きだがパンも好きで、特にサンドイッチを愛している。
理由を考えたこともある。
トーストと付け合せにサラダを食べてもいいのだが、パンにそれを挟めば、それぞれ別に食べるときにはないおいしさと、食感があるからだ。
サンドイッチでレタスが一番下になるよう具材を挟むのは、下の歯がレタスにあたり、上の歯が柔らかい具にあたった方が気持ちがいいからだと言う人もいた。順番は関係あると思う。
友人には「面倒くさがりなんだよ」と言われる。
確かに、道具を使わずシンプル、手で持って食べられるところはいい。
仕事の合間の昼にもよく食べるのだが、最近は食べ方に気をつけている。
本を読んだり、ましてやスマホを操作しながら食べていると、気がつくと食べ終えてしまっていることが。
そこで、サンドイッチを一口、口にいれたらその断面を見ながら咀嚼することにしている。
「梅干しを見ながらごはんを食べる」なんて言うけれど、「何を見ながら食べるか」というのは大事なことだと思う。
ちょっとした香草が味をぐっとよくしていたり、工夫を凝らされた具材を見ながら食べると、とてもおいしいものを食べていると実感できる。
おいしいサンドイッチの断面は、配色もいい。
また、このパンレターは月光壮の「ポストカ-ドブック」というハガキサイズのスケッチブックに描いたもので、切り取れば、切手を貼って投函できるようになっている。
絵手紙用の水彩画用紙はよく売られるようになったが、「ポストカ-ドブック」の紙は特アツで、とてもとてもしっかりしている。
かなり塗りこめられると思う。
しかし、これを発送するには、向こう2日は晴れる日を選ばなければならない。
フランスパンの上にタイトルを書くつもりだった。
パン好き、特にサンドイッチ好きの方に手紙を書くのがいいだろう。
- 月光壮
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