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Dec 30th, 2015

サグラダ・ファミリア 受難のファサード(Sagrada Familia Fachada de Pasión)

受難のファサードの写真

太陽が沈む西側を向いた、イエスの死をテーマにしたファサード。最後の晩餐から磔刑、そして昇天などの場面が、カタルーニャ人彫刻家ジョゼップ・マリア・スビラックスの現代的な彫刻で表現されている。
スビラックスによる冷たい石の質感をそのまま活かす角張った彫刻は、ガウディの自然から着想を得る有機的なフォルムとは相反しているという批判もあったという。

ガウディ自身はこの受難のファサードについて「壮絶でおそろしい受難の苦しみ」を表現すると書き残したと聞く。私はスビラックスの彫刻からまさにそのようなものを感じた。正反対にある生誕のファサードのありあまる装飾から感じるイエス誕生の喜びと対局的で、その壮絶な最後と悲しみを観る者に想像させる。

生誕のファサードに続き、物語を読むように一つ一つの彫刻を見た。

最後の晩餐

最後の晩餐の写真ダ・ヴィンチの絵画でも知られるあまりにも有名なシーン。イエスは処刑される前夜十二使徒と共に夕食をとるが、そのとき、弟子の一人が自分を裏切ることを預言する。

ユダの接吻

ユダの接吻の写真背後の石板にある16の数字は、縦・横・斜めなど310通りある足し算の合計が常に、キリストが亡くなった年齢である33になる。

ペテロの否定

ペテロの否定の写真3人の女性が、弟子のペテロがイエスを知っていることを3回否定していたことを表している。

ロンギヌス

ロンギヌスの写真十字架に磔られたイエスの脇腹を突くが、後にキリスト教に改宗したとされる兵士、ロンギヌス。

3人のマリアとキレネの人シモン

3人のマリアとキレネの人シモンの写真

聖母マリア、クレオファス、マグダラのマリアが倒れているイエスの傍で泣いている。十字架を担ぎ上げようとしているのはシモン。

現代を生きるスビラックスの彫刻の魅力

サグラダ・ファミリアと切り離したとしても、個人的にはスビラックスの現代的な彫刻にとても惹かれた。ガウディの生前に造られていた生誕のファサードの真裏にこの彫刻があることも、この建築物が長い時代を飲みこみながら造られ続けている象徴のようだった。

受難のファサードの彫刻の下絵の写真

スビラックスの彫刻の下絵をサグラダ・ファミリアにある博物館で見ることができる。この絵だけに出会っても、私は釘付けにされていただろう。

受難のファサードの彫刻の下絵の写真

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