「首が長いのは美人の証拠」と、こどもの頃に教わった。
週末に行った代々木デッサン会がとても楽しかったのは、モデルのクボタさんのおかげによるところが大きい。
この絵の女性は、1枚目に描いたクボタさんと同じポーズ。
描きながら不思議な感覚におそわれた。
あれ、首が長い…
元々正確な寸法を描いているわけじゃないけれど、それにしても長い。
でもクボタさんと見比べると、よく描けている気がする。
熱中して描き続けて、休憩時間に「とても素敵です」とクボタさんに伝えた。
本人にデッサンを見てもらい、「首が…」と言いかけると、
「私、首が長いんです。」と即答だった。
「首長族と同じくらいなんです。比べました。」と追加情報をくれた。
先日竹久夢二の絵を見て、こんなに首が長い女性はいないだろう
彼の誇張だろうと思ったけれど、きっと夢二には、クボタさんのようなモデルがいたのだ。
「首が長いのは美人の証拠」は本当だ。
とても美しい人だと思った。