12月にハワイに行くとどんな感じだろう、と思っていた。常夏のイメージを裏切ることなく暖かいのか、それとも、そこはやはり雨季ということで肌寒いのか。
事前にガイドブックで確かめたり人のブログを読んだりすると、「あたたかい」「長袖を持っていった方がいい」「住んでる人からすると肌寒いけれど、日本からの旅行者は半袖でも大丈夫」など色々なアドバイスがあって、常夏説に疑問を隠せなかった。
最高気温
2016年の12月中旬に私が滞在している間は、ホノルルの最高気温は26℃〜28℃だった。
服装
ホノルル空港に着いた瞬間、その空気感で2月の沖縄旅行を思い出して、間違えて国内線に乗ってしまってまだ日本にいるような気がした。機内が寒かったので着ていたパーカーとヒートテックを早く脱ぎ捨てたくて、空港でノースリーブのワンピースとサンダル姿に早着替え。
旅行中、朝晩や冷房の入ったバスや屋内にいるときはパーカーを羽織っていたけれど、基本的には半袖やらショートパンツとサンダルでずっと快適に過ごせた。半袖でさんさんと輝く太陽の下にいても、汗ばむことがなくて、それが気持ちよかった。結局、気候が良いと気分がいい。みんなの気分がいいと、最高に気分がいいのだと知り、帰る頃にはハワイに不動産を買いたくなった。
雨
1日のうちに、霧のような雨が降ることが数回あった。雨が体にあたると「ひゃっ」と言いたくなる冷たさを感じたけれど、シャワーを浴びているようで気持ちよかった。カイルア(Kailua)で買い物をしている時に、10分程傘がいるようなざーざー降りの雨に降られて、店で雨宿りをした。店主は「西側は晴れていて東側だけこういう雨が瞬間的に降られることがあるの」と言っていた。お洒落なセレクトショップで「私たち本当は傘も売るべきね」という店主に、私も大いに賛同した。
海に入れるの?
これが一番気になっていたことだった。結論からいうと、入れるだろう。ただ、場所や時間、天気次第で、人によっては海に入ると「ひゃっ」となることがあるかもしれないけれど。カイルア(Kailua)のラニカイビーチ(Lanikai Beach)を訪れた時は曇りで、寒がりの私は足をつけるぐらいだったけれど、それでも、沖の方まで泳いで遊ぶ人たちはたくさんいた。
ビーチで寝転ぶのにはぴったりだ。パラソルは必須だけれど。サップでサーフボードに乗って遊ぶのにもよい。そうやって遊んでいるうちに、気がつくと海にすっかり入っていることもあった。
クリスマス
リースやツリーが町中で見られる。私は日本で生まれ育ったせいか、半袖で過ごしているとクリスマス気分がわかなかった。それよりも、南国に旅行している気分にひたっていたかったのかもしれない。アパレルショップのBGMや、レストランやバーの生演奏はウクレレなど南国イメージにアレンジされていて、クリスマスソングが流れているのに中々気がつかないことが何度もあった。
暖かいリゾート地のリースやツリーは、なんだかとってつけたもののように感じたけれど、スーパーマーケットやインテリアショップのクリスマスアイテムは膨大で、プレゼントを包む包装紙から家全体を飾りつける電飾、特別なディナーのための食器、テキスタイルが溢れていた。それを見ていると、町中よりも、家の中で家族とクリスマスを大いに楽しむハワイの人々の姿が浮かんで、あたたかい気持ちになった。