ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)からハイド・パーク(Hyde Park)へ

ロンドンに着いた当日、まずは滞在先の近くを散歩していようと思い、ケンジントン宮殿(Kensington Palace)のあるケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)へ。

故ダイアナ妃も亡くなるまで住み続けたというケンジントン宮殿近くの入り口から公園の中へ入る。犬の散歩をしている人やベビーカーを押しながら楽しげに話す人、ジョギングをする人まで、観光客だけでなくLondonerたちも公園を普段づかいしているようだ。

天気のいい日の午後に訪れるには打ってつけの場所で、気持ちよく公園内を歩き出すと、ラウンド・ポンド(Round Pond)に突き当たる。すると、何かが気になる。

ケンジントン・ガーデンズの動物

これは……

確かに公園は鳥にとっても憩いの場だろう。

しかしこんな種類の鳥たちと都会の公園で会えるものだろうか。

ベンチに目をやるとリスがいた。

コーヒーを買っていると、子どもを乗せた馬がゆっくりと横を通って行った。どうやら乗馬レッスンを受けているらしい。

ハイド・パーク(Hyde Park)に向かう途中、現代アートを扱うサーペンタイン・ギャラリー(Serpentine Gallery)に立ち寄った。大きな油彩やインスタレーションがいくつもあり、これだけ大きな作品をつくりあげて、また次の作品をつくり続けるエネルギー自体も、才能の一つだと思った。自分も絵を描きたくなった。

ハイド・パーク

ハイド・パークを抜ける頃に、ある疑問が湧いてくる。芝生の上でくつろぐ大人の多さに、今が水曜の15時であることをすっかり忘れていたが、5月でもイギリスにゴールデンウィークはないですよね?

John Keatsのペーパーバックを持っていたので、芝生に座って読書をしてみる。サンドイッチを食べると、とてもおいしく感じた。食べ終わるとまた歩き出してしまった。

ハイド・パーク

ロンドンを歩くのは楽しかった。楽しすぎて、大理石でできたマーブル・アーチ(Marble Arch)を超えてヴィクトリア駅(London Victoria station)まで来てしまった。宮殿や公園の近くは楽しげな観光客が多く、ヴィクトリア駅周辺に来ると、ビジネスや移動中の人たちで慌ただしかった。その中に入るのも、それはそれで楽しかった。