この季節は外が良い。青い緑の上は特に良い。
ラトビア(Latvija)でリガ(Riga)からルンダーレ(Rundales Pils)という宮殿に向かっているとき、バウスカ(Bauska)という街でバスを乗り継いだ。
バウスカはおよそ日本人が訪れることはない街で、なんというか、人が道を歩き、車がほどほどに通りを走り、スーパーマーケットがある穏やかな街だった。
田舎風景とは違って、人気(ひとけ)はある。が、視界にビルや高速道路などが入ってこなかった。
バスの乗り継ぎを待っている間、街を歩いた。天気がよくて、アイスクリームを買った気がする。
穏やかな雰囲気の中で、ベンチで日記にメモをしていたら、気づかないうちにバスを1本見逃してしまった。
再び歩くと、緑の芝に囲まれた湖があった。
休暇中 は人で賑わうのだろう。気持ちのよいところだった。
旅の初めは緊張しながら真面目に観光しすぎて、休憩するのを忘れた。目眩がする…病気…?と思ったら、食事を忘れていたのだ。
後半はそれを教訓に、緑を見つければゴロンするようにしていた。
観光モニュメントなどないけれど、思わずシャッターをきってしまう。
きっと、あの「空気」を持って帰ってきたかったんだろうね。