TRAVEL STORIES

, ,
Nov 19th, 2016

ブリックレーンマーケット(Brick Lane Market)で古書を買う

古本屋さんのイラスト

ロンドンに滞在する間、日曜に訪れようと決めていたのがブリックレーンマーケット(Brick Lane Market)。

メトロに乗って、Liverpool駅を下車。地図を頼りにマーケットの方へ向かう。

ブリックレーンマーケット(Brick Lane Market)の写真

ブリックは英語で煉瓦(れんが)を表すBrick。中世には煉瓦職人たちが住んでいたそうだ。

ブリックレーンマーケット(Brick Lane Market)の写真

新旧の生活雑貨や衣類、食料品が手頃な価格で売られていたり、トルーマンビール醸造所(Truman’s Brewery)跡地で開催されているサンデーアップマーケット(Sunday Upmarket)では、作家の方たちがアクセサリーやバッグのストールを出店していたりして、一つひとつの店を見るのが楽しかった。素敵なブランドのアクセサリーショップもあったけれど、個人が出店するストールでシンプルなピアスを一点買った。金属アレルギーもあるし、気に入ったものばかり繰り返し使う私には、作り手に相談しながら決められるのは嬉しい。

トルーマンビール醸造所跡地周辺の屋台

屋台も屋内、屋外の両方にあって、迷いに迷った結果、結局好物のタイカレーを食べて大満足。

ヴィンテージを扱うお店も多くあって、好きな人にはたまらないだろう。

ブリックレーンマーケット(Brick Lane Market)のヴィンテージショップ

私が最も長居したのは、古書を扱うThe Society Club Bookshop。20世紀の文学作品や写真集、アーティストのモノグラフを中心に、絶版や初版のものも手に入るらしい。

そんなことを知らずに店に足を踏み入れると、画家たちの本に目を奪われる。特に、David HockneyのPaper Poolsを手に取ると、そのおもしろさに夢中になる。プールにだけ焦点を当てて、ひたすらに繰り返されるドローイングと制作。彼だけのユニークなプールの表現方法なのだけれど、明らかにそれはプールに見える。プールサイドを歩きながら、水の揺らぎや太陽の光、ジャンプ台の影を見ている気分になった。そして、あれ、気がつくと…

The Society Club Bookshop

私は犬のいる本屋に弱い。店主の作業に合わせて静かに移動しては横になるおとなしい犬は、観光客の私にも動じることなく、足元で昼寝を始めた。本が好きで、犬も好きで、穏やさに魅力に感じる私には、それはとても安らぐ、そして心惹かれる空間だ。

よくよく作品に添えられた文章を読みだすと「ドイツ語じゃん!」と気づくけれど、その時はもう遅くて、手放せなくなっていた。Paper Poolsを抱えて、ユニークな品物を扱うマーケット散策に戻った。

The Society Club Bookshop

母へのお土産も忘れず、ストールを買った。

ブリックレーンマーケット(Brick Lane Market)

RELATED POSTS

ポートベロー・マーケット

ポートベロー・マーケット(Portobello Road Market)でアンティークに囲まれる

ウェストミンスター寺院

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)のガイドツアーに参加してまじめに観光をする

Songs For Youth by Rudyado Kipling

Songs For Youth by Rudyado Kipling -printed in 1932

ハイド・パーク

ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)からハイド・パーク(Hyde Park)へ

©2018 Travel Stories