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Aug 27th, 2017

ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)

ウィーンを訪れてクリムトの作品を多く鑑賞するのなら、ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)をスタートにするのがいいのではないかと思う。

ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)

展示は古代エジプト、古代ローマ、古代ギリシャの彫刻からはじまって豊富にある。芸術の擁護者と言われたマクシミリアン1世にはじまる歴代君主の収集品だそうだ。ウィーンを旅行していると、ハプスブルク家の力に圧倒され、当時から芸術作品を収集することにその財力をかけてきたことに感動する。

クリムト作品を追っていた私に取っての目玉は、なんといっても階段踊り場にある壁画。美術館開館にあたり、弟エルンストと友人フランツ・マッチュと制作した壁画は、三角小間と柱間壁面を飾る壁画のうち11点をしめる。

ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)のクリムトによる壁画

古代エジプトから近代までの美術・工芸史をテーマにした壁画は、初期の作品でありながらクリムト独特の金の使い方や人の描き方が見て取れるし、彼の作品を美術史の流れの中で鑑賞することで、その歴史の中でも異彩を放っているのがわかる。西洋絵画の膨大な歴史の中でも、自分の世界を創り上げた一人の画家の偉大さを感じずにはいられない。

ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)のクリムト作品 ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)のクリムトによる壁画

また、美術史美術館はピーテル・ブリューゲルのコレクションも世界最大を誇るそう。クリムトのことばかり考えていた私は、思いがけず「バベルの塔」や「雪中の狩人」をこの目で見ることができて喜んだ。また、アルチンボルドの「夏」や、ベラスケスの「青いドレスのマルガリータ王女」といった名画も一度に見ることができた。名画を集めることに材を投じてきたことで、後にも人々がそれを見るために遠くから足を運び、感動して帰っていく。なんという投資だったのが。見応えのあるコレクションだった。

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