TRAVEL STORIES

Feb 25th, 2019

冬のオランダを旅行した

アムステルダムの運河と街並み

疲れきって迎えた冬休みに、オランダに帰郷する友人が「遊びに来ていいよ」しかも「クリスマスでもいいよ」と、なんとも優しいことを言ってくれた。その優しさにすっかり甘えて、ついに、初めて冬のヨーロッパを旅行することにした。

12月の気温

霧が濃いアムステルダム

寒かった。けれど、どうしようもない寒さではなかった。私が訪れた12月末のアムステルダムの気温は10度前後で、その点では東京とあまり違いがなかった。ただ、海沿いの国特有の湿気のせいか、ひとり旅だからか、寒さがしみた。ダウンジャケットに手袋、ニット帽もかぶってみた。

霧が立ち込める日が多く、それと日の入りの遅さに冬のヨーロッパに来たことを実感した。初日に目がさめると真っ暗で、時差ボケで夜中に目が覚めてしまったのかと思ったら、午前8時だった。日の出の時刻を確かめると、8時45分だった。オランダに暮らす人に、そんな朝をどうやってやり過ごすのか聞くと、「普通に起きて電気つけるよ」と返された。

運河と着衣水泳

アムステルダムはカラフルな家と運河の街並みが美しく、歩いているだけでどんどんシャッターを切りたくなってしまう。

アムステルダムの運河のある街並み

川と通りの間に柵などないことが多く、ちょっとうっかりしたら落ちてしまいそうだった。運転に自信のないアムステルダムの住人には、「縦列駐車は無理。車ごと(川に)落ちちゃいそう。」という方もいた。

オランダの子どもたちは水泳が必修で、着衣水泳の練習もたくさんするそうだ。その甲斐あって、アムステルダムの子どもは、万が一水の中に落ちてしまっても、冷静に対処できるのだと聞いた。

オランダの人はスケートがうまい

オランダ育ちの友人が、今でも甥っ子を連れて行くという、つまり家族連れで週末気軽に利用するというスケート場に連れて行ってくれた。

その日は少し雨が降ってどんよりとした空模様だったけれど、スケート靴を借りて屋外のリンクへ向かうと、そこでスケートをしている人たちは誰1人として天気なんて気にしていなかった。

Jaap Eden Ice Rink

うまい、うますぎる。ここは、普通の人が家族と気軽に行くスケート場ですよね?と確認したくなった。

どうやら、オランダの人はスケートがうまい。

オランダの年越しは?

「ビーチに行って、飛び込む習慣があるよ。オランダ人はクレイジーだろ?」とYoutubeの動画を観せてくれる人がいた。もちろんみんながみんなそうするわけではなくて、家で家族と音楽番組を観たり、あとは年越しのときだけ許可される爆竹にいそしむ人たちもいるそうだ。爆竹の火薬の量を度を超えてカスタマイズする人たちもいて、その爆発で亡くなってしまう人もいるとか……

フラットな人間関係

オランダへの興味が特に強くなったのは、オランダ出身の同僚や、オランダ育ちの友人の魅力的な人柄を知ったところが大きい。

そもそもどうしてそんな話になったのか思い出せないが、ある日友人が「オランダ人だったら、嫌いな人には、あなたのことを嫌いですと伝えるよ」と言い出した。その目的がよくわからぬまま、数日後に同僚の1人がオランダ出身と発覚したので、どうなの?と聞いて見ると、「あぁ、言うね」と歯切れのよい返事がかえってきた。

オランダに住む友人の義兄にも同じことを聞くと、「そうだね。例えば嫌なやつが職場にいたとしたら、それを上司に言いつけたりしないで、本人に直接伝えるんだ。陰口の方がよっぽどひどいだろ。」と説明してくれた。そんな彼も、転職する前の職場はひどいものだったというので、直接的なコミュニケーションとフラットな人間関係が必ずしもいつも完璧な職場環境をもたらすのではないとわかり、それも勉強になった。

今回、友人家族のクリスマスに突然参加させてもらったのだが、そんな私をいいねとも悪いねともジャッジすることなく、フラットに話をしながら、それでいて料理を振る舞い、帰りはアパートメントまで送ってくれる友人とその家族の優しさに、感動して、癒された。

観光地として

とても観光しやすい。計画に沿って開発された街は初めて訪れるものにとっても理解しやすく、観光しやすい。トラムやバス、電車も東京に比べたらそのわかりやすいこと。一説には、オランダ人の合理的な性格も、この都市計画に寄与したとか。1週間もあれば、主要な観光地はまわることができるだろう。 

オランダでは英語だけでなく、フランス語やドイツ語にも堪能な人が多いと聞いてはいた。観光している分には英語のみで十分快適に過ごせる。また、オランダ外出身の人も多いので、アパートメントの受付には、オランダ語は話さないという人もいた。

チーズ

アムステルダムのチーズストア

チーズがおいしい。スーパーマーケットでも、とても旅行中には食べきれない種類のチーズが取り扱われていて、楽しい。お土産にも喜ばれる。


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