ウィーン市民の台所と言われる市場、ナッシュマルクト(Naschmarkt)に行くのは土曜日がおすすめ。ナッシュマルクト西側の駐車場で蚤(のみ)の市が開かれているからだ。土曜の早朝6時頃から夕方5時の間で、様々なお店が営業している。
雑貨や古着があるだろうとは想像していたけれど、絵画やシャンデリア、古い写真……古いポストカードはよく見たら投函されたものだった。
誰かが誰かに宛てたメッセージが、いつの日か絵柄よりも価値あるものになることも、確かにありえる。
化石?
部屋の模様替えでインテリアを探している時にここに来れたら、どれ程楽しいだろうと想像した。ドアノブや蝶番、グラス。あまりの量と種類に、これはもう価値あるものを掘り出そうするのではなく、ただ直感にしたがって自分の好きなものを見つけること、選ぶことが大切だと思った。
オットー・ワーグナーによるメダイヨンマンションとマヨルカハウスを背景にアンティークを物色するのは、実に楽しい時間だった。
メダイヨン・マンション(Medaillons Mansion)とマヨルカハウス(Majolikahaus)
あまりの楽しさに、2周してしまった。毎週末この蚤の市に来れたらいいのにな。
- ナッシュマルクト(Naschmarkt)の蚤の市
- ウィーンの市場 ナッシュマルクト(Naschmarkt)
- ケッテンブリュッケンガッセ駅 (Kettenbrückengasse)から徒歩1分
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